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耳の訓練
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耳の訓練

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ヴァイオリンのヒント
目次

今日はヴァイオリンを弾く上でとても大切で、かつ左右のテクニックに必死になると忘れてしまいがちな「耳の訓練」のお話です。

みなさんは練習する時に、空間に響いている音に意識が向いていますか?

「自分の近くの音」ではなく「遠くで聴こえている音」を聴くイメージを持てるだけで、音のクオリティは飛躍的に改善します。

遠くに音を届ける

練習し始める前にお部屋の自分から一番遠い所にある目印を決め、そこに届けるイメージを持ちましょう。

目印はコンセントでも時計でもなんでも構いません。 まるで自分の音がそこに吸い込まれていくように感じる方もいるかもしれません…!

これは練習の時だけでなく、大きなホールでも同じです。

解放弦と同じ音を全ての指で弾く

開放弦と同じ音を全ての指で弾きましょう。

正しい音程を聴き分けられますか? 沢山の倍音が聴こえますか?

左指はどれくらいのお肉をつけて、どれくらいの加減でおさえると沢山の倍音が鳴るでしょうか?

わざと指を寝かせたり、極端に立てたり、力でおさえつけたり、ふわふわにしたりして、違いを感じてみましょう。

著者
吉川 采花
東京藝術大学音楽部器楽科卒業。ウィーン市立音楽芸術大学修士課程修了。Hamamelis Quartett 第二ヴァイオリン奏者。
2021年、音楽レッスンサービス Academy Customizeを立ち上げる。現在は東京を拠点に演奏活動をしながら、全国各地で後進の指導にあたっている。

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