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体の緊張をとく練習
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体の緊張をとく練習

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ヴァイオリンのヒント

「脱力」ヴァイオリンを習っているとよく聞くワードですが、厳密には必要な力と不必要な力があります。

不必要な力を抜く為には、まず自分の身体のどこに力が入っているのか、 そして本当にその部分だけが力んでいるのかをよく観察する事が大切です。

まずは基本の「身体の緊張をとく為の練習」をしてみましょう。 ※この練習は、カトーハヴァシュ著 『「あがり」を克服する』(音楽之友社) を参考にしています。

  1. 左手を頭の上に持ち上げ、演奏ポジションまで降ろす。
  2. 肩の関節を左右に揺らす。上腕はやや身体の外側へスウィングする。 (ハヴァシュ氏は「肩の関節」と記していますが、厳密には「肩甲骨から」動かすイメージを持つと良いでしょう。)
  3. 頭も自然なポジションにあることをチェック。この時、首も力まずニュートラルな位置にあることを確認しましょう。
  4. 左腕と手首はそのまま右手でヴァイオリンをもち、左手の空間にはめる

ヴァイオリンは鎖骨の上にのせるだけです。 顎も顎あての上に軽くのせましょう。

ネックは左手の親指と人差し指の間のスペースに軽くのせます。

出典:「あがり」を克服する 〜ヴァイオリンを楽に弾きこなすために 著 カトー・ハヴァシュ 音楽之友社

著者
吉川 采花
東京藝術大学音楽部器楽科卒業。ウィーン市立音楽芸術大学修士課程修了。Hamamelis Quartett 第二ヴァイオリン奏者。
2021年、音楽レッスンサービス Academy Customizeを立ち上げる。現在は東京を拠点に演奏活動をしながら、全国各地で後進の指導にあたっている。

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