左手にはポジションがありますよね。 1stポジション, 2ndポジション, 3rdポジション…
実は弓にもその音が一番鳴る「コンタクトポイント」があります。 大まかに言うと、ポジションが上がるにつれてコンタクトポイントも駒寄りとなります。
ハイポジションになると音がぼやけてしまう…という方は、弓を少し駒寄りにして一番鳴るポイントを探ってみましょう。f
しかし音楽の表現上、わざとコンタクトポイントから少しずらした方が素敵な場合もあります。
霧がかかったような情景を表現したい時などは、指板寄りにするとイメージに近付くでしょう。
またダウンで「f→subito P」を弾く時は、弓を弓先にわざと流すように斜めに動かすと効果的に表現できると思います。
このように「コンタクトポイント」を知った上でわざとポイントをずらすと、更に一段上の表現ができ、ヴァイオリンを弾く楽しみが増えるはずです!