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リコシェのポイント
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リコシェのポイント

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ヴァイオリンのヒント
目次

リコシェとは、1つの弓のストロークで複数のスタッカートを弾く奏法です。 パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番 二長調 作品6の第3楽章は冒頭からリコシェのオンパレードですね。

今日はリコシェをする時に考えたい4つのポイントを紹介します。

高さ

どのくらいの高さから弓を弾ませるかを考えます。

あまり高いところから落としてしまうとコントロールが出来ないし、低すぎると弾みません。

色々な高さから弾ませてみて、丁度良い高さを見つけましょう◎

位置

弓のどの位置で弾ませるかを考えます。

一般的に、真ん中より少し元寄りが弾みやすいと言われています。

ただ弓によってベストな場所は違うので、色々な場所で弾ませてみましょう

弓の毛の量

弓の毛の量が適切かを考えます。

弓の毛が自分の方に向きすぎていると上手く弾まないかもしれません。

どのくらいの弓の角度が適当なのか探してみましょう!

移弦

移弦した時に、腕が適切な高さになっているかを考えます。

リコシェの1番つまずきやすいポイントは移弦です! 各弦にあった腕の高さになっていないと、上手く弾みません。

まずは弓を弦に置いて弾き、移弦の際に腕の高さが適切になっているか確認してから音を出す練習をしてみましょう。

著者
吉川 采花
東京藝術大学音楽部器楽科卒業。ウィーン市立音楽芸術大学修士課程修了。Hamamelis Quartett 第二ヴァイオリン奏者。
2021年、音楽レッスンサービス Academy Customizeを立ち上げる。現在は東京を拠点に演奏活動をしながら、全国各地で後進の指導にあたっている。

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