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音程の精度を上げる
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音程の精度を上げる

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ヴァイオリンのヒント
目次
  • 音程が良くならない
  • 正しい音程がわからない

そんなお悩みありませんか?

一言で「音程が取れない」と言っても、そこにはいくつかの段階があります。

まずはご自身がどのレベルにいるのかを考えてみましょう。 そして今日はどのレベルにいる方にも効果のある練習法をご紹介するので、試してみてくださいね。

1. 「音程が取れない」のレベル

レッスンで生徒さんにゆっくり弾いてもらうと、正しい音程が取れていないのに先にいってしまうことがあります。 その様子を見ていて、「音程が取れない」にもいくつか段階があるのだなと思いました。

初級レベルから順に書くので、自分がどのレベルでつまずいているのかを考えてみてください。

  1. シールを見ないと、指を置く場所がわからない
  2. シールがなくても音程が取れるポジションと、シールがないと音程が取れないポジションがある
  3. シールがなくても大体の音程は取れるが、レッスンで「少し高い/低い」とよく言われる
  4. チューナーを見るとほとんど正しい音程が取れているが、楽器の響きが少ない

2. 正しい音程が取れるようになるための練習

どのレベルにいる人も、是非次の練習を試してみてください。

丁寧に音と音の響きを聞き、指の感覚を感じながら練習すると次の効果が得られます。

  • 楽器の響きが増える
  • 正しい音程が取れている時の音、指の感覚がわかる

3. 練習方法

練習方法は「開放限の音(1.2オクターブ上も含む)をすべての指で弾く」。 たったこれだけ。

え…?それで音程がよくなるの? と思った方。騙されたと思って試してみてください。

ヴァイオリンは自分で音程を作れる楽器。 だからこそ同じ“ド“でも、その時弾いている和音や調によって正しい“ド“は変わります。

ただ、開放限の音は基本的には開放弦と共鳴する音程を取ると良いことが多いです。 表情をつけるために少し暗めに音程をとったり、明るめに音程をとったりすることもありますが、まずは基準となる開放弦と共鳴する音程を覚えてしまいましょう。 これを全ての指で行うことで、それぞれの指を置き方で響きが変わることが感じられると思います。

まとめ

音程は本当に奥深いテーマです。 今日はまずご自身のレベルを認識して頂き、聴覚、触覚を研ぎ澄ませながらご紹介した練習を試していただければと思います!

レッスンではよりあなたのレベルに合わせたアドバイスをしますので、まずは体験レッスンにてご相談ください。

著者
吉川 采花
東京藝術大学音楽部器楽科卒業。ウィーン市立音楽芸術大学修士課程修了。Hamamelis Quartett 第二ヴァイオリン奏者。
2021年、音楽レッスンサービス Academy Customizeを立ち上げる。現在は東京を拠点に演奏活動をしながら、全国各地で後進の指導にあたっている。

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