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練習時間を確保する
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練習時間を確保する

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ヴァイオリンのヒント
目次

ヴァイオリンを習う人にとって、1度は課題となる練習時間の確保。

学生さんは勉強や他の習い事との両立、大人の方はお仕事との両立

これに加えて家族との時間、参加しているオーケストラのリハーサルなどがあったら、ヴァイオリンの練習時間を確保するのはなかなか難しいですよね。

とはいえ、毎日コツコツしないと上手くならないのも事実。練習時間を確保できないことにストレスを抱えてしまう方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今日は、練習習慣を作るヒントを3つご紹介したいと思います。

1. 終わりを決める

そもそも人間ってゴールが見えないと、やる気はおきませんよね。

だから、まずは

  • 何時まで練習するか
  • 何を練習するか

この2つを明確にしましょう!

余裕があれば次の3つが明確になっているとあとはそれを実行するだけなので、より練習を始めるのが楽になります◎

  1. 達成したい事 (バッハの始めの8小節の和音の音程を正確に取れるようにする、など)
  2. その為にどんな練習をするか (ゆっくり弾き、倍音が1番多い状態の手の形を覚える)
  3. その日確保できる練習時間と曲の配分 (2時間 30分音階、30分エチュード、1時間曲)

2. 人間が集中できる限界は1.5時間

人間は最大1.5 時間しか集中出来ないそうです。確かに大学の講義も1コマ1.5時間でしたね。

これを鑑み、私はヴァイオリンの練習も1.5時間を1コマとし、それ以上は続けて弾かないようにしています。

1.5 時間経ってもう少し弾きたいな…と思うこともありますが、わざと1.5 時間で区切ります。 これは、疲れ切ってしまう前に区切った方が、次の練習へのモチベーションが上がりやすいからです。

初心者の方はまだヴァイオリンを弾く体勢に慣れていらっしゃらなくて、1.5 時間も続けて弾けない…という方もいらっしゃるかもしれません。 その場合は1回30分でも15分でもいいと思います◎

ポイントは時間ではなく、『疲れ切ってしまう前に/もう少し練習したいなと思う状態で休む』ことです!

3. 人に報告する

自分だけで律するのはなかなか大変で、つい甘えたくなってしまうもの。 だから、日々の練習を誰かに報告をしてみましょう! そうやって自分以外の監視の目を作ることで、練習しよう!というモチベーションを上げます。

オンラインサロン「ヴァイオリンラボ」では、日々メンバー同士で練習報告をし合っています。 また毎週水曜日には「一緒に練習しよう」を開催しています。

Skypeを繋げ、ミュートにした状態で個人練習をするだけ!その場で質問をしていただくことも可能です。 もしよろしければ一緒に練習しませんか?

4. 最後に

とはいえどうしてもやる気がおきない時、ヴァイオリンを弾く気になれない時もありますよね。 そんな時は思い切って逃げましょう!

楽しく前向きになれない時に無理に練習をしても、上達はあまり見込めません。 自然に触れたり、お友達と話したり、思いっきり気分転換をして、また弾きたいな…と思えるようになったら弾きましょう!

みなさんが楽しくヴァイオリンを弾けること、それが私の最大の願いです…!◎

著者
吉川 采花
東京藝術大学音楽部器楽科卒業。ウィーン市立音楽芸術大学修士課程修了。Hamamelis Quartett 第二ヴァイオリン奏者。
2021年、音楽レッスンサービス Academy Customizeを立ち上げる。現在は東京を拠点に演奏活動をしながら、全国各地で後進の指導にあたっている。

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